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サクラビスク
 針金入りボネ

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 今回はこの子のボネを作ります。ボネの縁に、こよりのような感じの芯が入っているのですが、くたくたにへたっています。リボンはちぎれていたので、私が付けたものです。黄色い飾りも、元々はありませんでした。

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 この子は、手足は別に作ってありますが、頭と胴体は一緒に焼き物で作ってあります。ちょっと簡単なタイプの子ですが、基本的なボネの構造は他の高級なサクラビスクの子達と同じです。

 ボネを脱がして並べてみました。大きい方のボネが、しっかりしているのは生地が多めに贅沢に使ってあるのと、縁に針金が入っている為です。

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​ 布の裁ち方は型紙要らず、顔に巻きつけて大体の感じを見ながら、たっぷり目に長方形を作ります。

 黒い布が無かったので、黒地の大島かなあ、・・・ちょっとシックな布になりました。

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両端を裏側に折り返して縫います。

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 半分に折り、片側を縫います。

 分かりやすいように白い紐を置いてあるのが縫う場所です。こんな風にカーブを描くように縫います。

​ 頭の形に合わせて少し糸を絞り、縫い縮めて止めます。

 裏返して被せてみました。

​ちょうど良くカーブがついているようです。

 つばの部分の布を用意します。本体部分の3〜4倍程の長さでたっぷり用意しましたが、薄い絹で張りが無く上手く出来るのか、ちょっと不安です。 

 赤い布がこれしか無かったので、とりあえず作ってみます。

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 左右対象になるように、半分に折って両端を同時にカットします。

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 開いて、孤になっている側を1cmほど折り込んで待ち針でとめます。。

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両端の、出ている布を切ります。

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2本の縫い目の間に、針金を入れます。

 これがボネのつばの外周になるので、お人形に合わせて大きさを加減しながら、針金の長さを調整して、布にギャザーを寄せます。

 孤の折り返した端を縫い、待ち針を抜いたあと、外側、1mm程のぎりぎりの所を縫います。

​ 縫った線が2本平行に出来ます。

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つばと本体。これを縫い合わせます

 直線部分を縫い、引き縛って、ボネ本体の周りの長さに合わせます。 

 針金は抜けないように、端を丸めておきます。。

 本体部分の上につば部分を重ねます。どちらも裏側が見えるように向けて縫い合わせます。  

 針金はサイズを合わせて切って、曲げておきます。

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 表に返して被せたところです。オリジナルのボネはとても簡単に作ってあって、この状態で、切りっぱなし部分をぎりぎりまで短くカットして、顎に結ぶリボンをつけて完成です。ここでは分かりやすいように白い糸で縫っていますが、布と同色の糸を使ってミシン縫いすると、こんなに目立って汚いという事はありません。

​つばのひだの寄せ方、針金のカーブなどを調整すると、こんな感じに出来上がりました。

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  さすがに見た目が悪いので、ここから先は独自に手を加えてみました。

​ 共布でリボン状のものを作り、縫いつけて、みっともない部分を隠してしまいます。

 その時、針金の先も縫い込んでかくしてしまいます。画像の赤いのが針金です。

縫い付けて、返して、くるんで、まつり縫い。

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こんな感じに出来ました。

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正面側、ひだを調整しながら、金色のテープを縫い付けました。

後ろ側、こちらはリボンでごまかすことにしました。

薄いリボンの真ん中を縫い絞って、ウネウネを作ってから、針目の上に縫い付けると、ちょうど下の縫い目が隠れます。最後に同じリボンを、顎に結ぶ用に付けます。

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完成。めちゃくちゃな針目も切りっぱなしのほつれも全て隠せました

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 ちょっと不細工かなあと思っていてご免なさい、ボネ一つでこんなに可愛くなりました。

 横からはこんな感じです。

 ついでに糸で縫い絞ってあるだけなので着替えのできないこの子のドレスを、リリアンで縫いなおして後ろで結び、脱ぎ着自由にしました。

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 おまけで、オリジナルと同じやり方の所で作るのを止めたボネと、新調したけれど、元のドレスの方が良いので没になった残念なお着替えドレス。

​ ボネは針金の曲げ方で少し表情をつけていますが。このままでもいける感じですが、この後伸ばして広げて金のリボンをつけました。

その他の直し

 

 ペチコートは紙だったので、レースで作りました。

 泣き笛は、直せなくて、無くなってしまいましたが、ゴムはつなぎ直しました。

 首と胴体が一体になっているので、首を経由してゴムを繋ぐ事が出来ません。手と手、足と足を繋いでありましたが、距離が短か過ぎてゴムの引きが弱く、ぐずぐずです。おそらく繋ぎ直しでそうなってしまったのでしょう。

 この繋ぎ方が正解なのか分かりませんが、図の赤線のようにクロスさせて繋ぐと、しっかりしました。

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