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アンティークビスクドール
    の部屋2

お人形達はごく小さなものは箱に衣装と一緒にありますが、他は全てひとまとめに棚に飾ってあります。

 棚は満員電車のような混雑ぶりで飾ってあるというより仕舞ってあって、後ろの方の子は良く見えない状態です。

 初めてのアンティークビスクドールであるリリアンちゃんを家に迎えた1987年7月23日の事がだんだん遠い記憶になって行きますが、あの日は東京が記録的な猛暑に見舞われた日でした。異常気象が常態化した最近では驚かなくなってしまったのが空恐ろしくもありますが、東京35・5度、八王子37度を記録し、クーラー使用のピーク時に電力供給が賄えず停電、断水、・・・大騒ぎの一日の事でした。心配して待っていると、今日は暑いですねと言いながら、真っ赤な顔で約束通りお人形を届けて下さった仏蘭西館のオーナーさんが印象に残ってたいます。

​ あの時は本当に嬉しくて感激で、多分、一生にこの子だけが私のアンティークドールと思っていました。まさか、こんなに増やしてしまうとは、想像だにしていませんでした。

もう増やせない・・・と思いつつ、小さい子なら、と、ついつい増やすので、最近は赤ちゃんやタイニードールが多いのですが、それでもご縁があって、ハンドベルク109や、エデンべべのような大物が加わったりします。

 どちらもお亡くなりになったコレクターさんのものでした。ハンドベルク109は生前ご本人様から、エデンべべはコレクターさんのご主人から譲り受けました。

 特にハンドベルクは、こちらからご連絡しなかったにも関わらず、「エリーゼちゃんを見て購入した子なので是非に」と言っていただき、我が家に来る事になりました。

 お人形は縁ものだという思いを強くした出来事でした。

 縁あって家に居るお人形達は私が生まれる前からこの世にあって、私が世を去った後も存在していくものです。人の命は儚いものですが、ひとときを共に過ごす喜びとともに大切に預かるつもりでお人形達と暮らすのがアンティークドールの醍醐味かもしれませんね、

 写真はファーストドールのリリアンちゃん、当初つけていた緑色のアンティークのピアスです。   

サムネイルをクリックすると、大きな画像と説明があります

アンティークドールの部屋3は

超簡単豪華なボネの作り方です

お裁縫が苦手でも大丈夫、

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