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サクラビスクの
   ドレス

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趣味で製作したミニチュアサクラビスク↑体長5cm

樹脂粘土にアクリル絵の具で彩色

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​元のドレスと比べるとこんな感じです。

 

サクラビスクはどの子も似たような簡単な作りのドレスを着ています。

それが、また独特のムードを醸し出していて、可愛らしくもあり、時代を感じさせもします。

古いものなので、傷みやすいドレスが無くなってしまっていたり、ひどく汚れたドレスを着ていたりする子もあります。そんな子達の為に、この子の傷んだドレスの復刻版を作って、サクラビスクのドレスの作り方をご紹介したいと思います。

​ミスで画像が無くなってしまったので、図解を交えてご紹介していきます。

 元のドレスと似た感じにしたかったので、時代のある生地からピンク色のものを選びました。

​古い訪問着をほどいて洗い張りした反物の無地部分です。

 幅は反物の幅で、長さは目分量でお人形にあわせて、首から作りたいワンピースの裾までの長さに縫い代分を足してしてちょっと長めにカットします。型紙はなしで、長方形が出来たと思います。

 それを半分に折って両端を合わせて筒状に縫い閉じます。

(これは肩幅を見るための仮縫いです。後でほどくので、待ち針で留めるだけでも大丈夫です。)

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​こちらが、後ろになります。

お人形に合わせて後ろ側に、肩幅より少し広めの位置に両腕を出す部分になる切れ込みを入れます。垂直に真っ直ぐ、4cmくらいです。そこが袖ぐりになります。袖ぐり位置から前側の布が沢山あって、後ろは少なくなります。

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​ 布を、表側がでるようにして、(裏を筒状に縫っていたらここでかえし)表側から袖をつけます。無地だと間違っても目立たないですが、柄物の生地では縫い直さなければならなくなるので、特にご注意下さい。

袖になるレース、又はリボンを用意して、絵のようにV字に縫い付け​ます。布にレースの下を重ねて縫っているこちら側が、後で裏に織り込まれて、レースの袖の内側になります。

 袖下を回り込むのでレースが余分に必要になるので、切れ込みを入れた4cmの長さの倍より気持ち多めにレースを用意します。

​両袖のレースを付けたら、ここで、裾の紫色の部分に移ります。

着物の半襟用の薄紫のちりめんを使う事にしました。オリジナルより豪華に幅の広いフリルにするつもりです。

​長さは半襟の長さ、全部を使いカットして、縫い縮めてフリルを作ります。

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 ​初めに筒状に縫った仮縫いをほどいて1枚の長方形に戻して表側をむけ、裾近くにフリルを縫い付けます。

 更にフリルをつけた上から黄色い飾りテープを縫い付けますが、似た感じのものが見附られませんでした。

 とりあえず、あんまり主張しない金色のリボンを選びました。

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 金のリボンを縫い付け終わったら、裏にかえし、仮縫いの時と同じように後ろを縫います。フリルの位置が左右ズレないように気をつけます。

 この時、全部縫ってオリジナルドレスと同じように着せ付けのドレスにしても良いのですが、今回は上3分の1程を残して、後ろあきを作り、着せ替えが出来るようにしてみました。

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​袖のレースの上側が空いているので端を真っ直ぐ縫います。そのままワンピースのピンクの部分も1cmくらい縫うと肩部分が出来ます。

両側を同じように縫います。

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​ 表にして、首部分を裏に折り返して、細かい針目で少し縫い縮めながら首回りに合わせて縫います。

​ 前身頃は布が沢山あるので襟ぐりが大きくなりますから、一度玉止めして、ぎゅっと縫い絞ってギャザーを沢山寄せて下さい。

​ 後ろあきも端を裏に折り返して縫って、スナップを付けました。これで、脱ぎ着が出来て、ドレスっぽく仕上がりました。

 ​最後に裾を三つ折りしてまつりぬい、・・・オリジナルは、フリルで見えないので、切りっぱなしですが、若干長かったので、三つ折りでちょうど良い感じになりました。

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​出来上がり!!

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​ 次は、ボネにいきまーす。

​オリジナルより少しレースが幅広かったので、こんな仕上がりになります。

​もう少し幅が広く薄い水色のリボンだと良かったのですが、そのうち、見つけたら。変えたいと思っています。

​ 布を断った後は、こんな感じで、3方向、折り返して縫います。

​絹なので、コテをあてないとへらへらして縫いにくいですが、適当に行きます。

​ 毎度ながら、目分量で行きます。目指すは上の写真のオリジナルボネ、

頭に布を当てて測り、適当に切ってみます。

​ 端切れがあれば、それを巻いてみて感じを確かめても良いかも。

​ 布が、ただの長方形なのはドレスと同じで、型紙いらずで、簡単です。

 三方縫った所で、半分に折ってボネと比較してみる・・・折り返した長い方の辺が額に沿う側になります。

 縫ってある側の二つの角がリボンをつける位置です。

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​ 簡単でびっくり!これなら、前身頃に切り替えで、柄の布を入れたり、着替えも色々作れそうです。

袖無しのドレスの子もいますが、袖無しなら作るのはもっと簡単で、切れ込み部分をV字形に裏に折り込んでおしまいです。端を縫っても良いのですが、オリジナルは着せ替え無しなので、折ってあるだけです。

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​裏にして縫ってなかった端を合わせて縫図のように角を丸く縫い、糸を引き絞ります。

​オリジナルでは、ただ真っ直ぐに縫って角を裏に折り込んでいましたが、初めから丸く縫った方が綺麗に出来ます。表に返して、お人形に合わせ、大きさが合っているか確かめます。

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​再び表にしてフリルを寄せながらレースを縫い付けます。アンテーィークレースじゃないのが残念なんですが、たっぷり使ってちょっと豪華にしました。

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​縫い付け終わったら、レースを後ろ側に折って倒します。

​うまく倒れなかったら、アイロンをかけます。

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​ボネを結ぶリボンはこんな長さでしょうか。裏側の角に縫い付けます。

​完成〜〜〜!!

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次は、針金の入ったボネを作ります。

​手のイラストをクリックして進んでね、

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