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 ​2022年3月        

​現代の市松人形

 この子達はお雛様と一緒に並んで、桃の節句の時期に見かけることの多いメーカーもののお人形です。

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公司作と入っています。

 現代のと言っても、今となっては、結構古くなってしまった昭和の終わり頃のもので、今販売されているものとは少し違うかもしれません。

 最近の市松人形はツインテールだったり三つ編みを組み込んでいたり、アップにしていたり、髪にカールがかかっていたりして、現代っ子の七五三写真みたいな感じの子を見かけます。顔立ちも、口を僅かに開いて歯が見えていたりして、時代とともに変わるなあと思います。それでも、この子を現代の子と言ったのは、まだ同じ顔の型かなと思われるそっくりな子もいて、市松人形はおかっぱでなければと言う人の為なのか同じ髪型の子が居るからです。一番古臭い感じがするのは、真っ赤な着物のような気がします。昔、魔除けというか、厄除けというか、子供が無事育つように赤い着物を着せた名残なのでしょう。今時はもっと優しい色や好みの色が選べるように色々揃っています。

 今住んでいる家に引っ越してきた時に、近所に雛人形のお店を見つけた母がマドリード2体とともに買って来たものです。

​大きさは52cm(15号)

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 こちらは女の子だけでは寂しそうなので、その後私が所沢のデパートで買った吉徳大光の子、同じ大きさで並べると違和感なく、男の子の方がちょっと色白ですが、顔立ちもそっくりでお似合いのカップルです。

 羽織の裏に松寿作と入っていました。吉徳大光で販売していても作者はこの松寿さんと言う方なのでしょう。

 ちょっと女の子より作りが良い感じがあります。特に目は本義眼と書いてあった記憶があるのですが、実際見ると良いものを使っていて深みのあるガラスなのがわかります。その分目に光が宿り、表情があります。お値段も女の子の倍くらいしたような気がします。

 わざわざ違う店で違うメーカーのものを選んだのは、近所の店には売れ線でない男の子の人形が置いてなかったからで、女の子が気に入らなかった訳ではありません。

​ この頃からあまり売っていなかった男の子人形、最近は催事場などでは本当に見かけませんね・・。

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この子達にも名前があります。

男の子は岸沼乙次郎、女の子は岸沼乙女です。

何故苗字まで?と思われるかもしれません。

実は名付けは当時幼稚園年中組だった息子です。

「何ていう名前がいいかな、」と何気なく息子に聞くと予想外にハッキリとしかも即、よどみなく答えたのが

「きしぬまおとじろう」でした。

えっ、苗字も、しかも何かクラッシックな響き!!・・・・驚きましたがそのまま適当に字をあてはめました。

本当は、音次郎・・・なのかもしれませんけど、女の子はバランスをとって「乙女」にしたので乙の字を当てました。

・・・しかし、何の名前なのか??幼稚園児らしからぬ古臭い名前はまさか、前世の名前では無いよね、・・・と少し気になりましたが、まあ、子供って不思議な事を言うものです。

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2016年2月22日
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