
2000年6月1日開設 海のアトリエはチェリーのお人形と絵のサイトです

2022年2月
キューピー

今月はキューピー人形です。誰でもキューピーさんはご存知だと思いますが、なぜキューピーさんというのか、由来は?となると案外あやふやだったりするのではないでしょうか、
先ずはそこからご紹介いたしますね。


我が家の「キューピーさん」と堂々と名乗れるのは、この子、普段はテキーラ瓶にオマケでついていた帽子と布でメキシカンな感じの格好をしてます。(このオマケが欲しくて飲んだことのないテキーラを買いましたが、強くって飲みにくくて驚きました)
キュピー人形にはタグが付いています。
これが本物のキューピーさんだという証です。オオイケの商品で、身長は7cm。
ローズ・オニールさんというアメリカの女性が1909年に雑誌で連載を始めた漫画のキャラクターがこのキューピーです。タグの可愛い絵が生みの親のオニールさんのキャラクターですね!
大人気となり1912年にビスクのキューピーが生まれました。ビスクドール生産地のドイツに依頼して作られたので、ドイツ製です。
オニールさんの絵やビスクのキューピー、等をもっと知りたい方は下記リンク先をご覧ください。


こちらは大きい方はマヨネーズのキャンペーンで貰ったような気がします。だから、こちらも名前の使用許可があるのだろうと思うので、キューピーさんと名乗って大丈夫かなと思う子です。チビは手芸屋さんで昔買ったので、アウトなのかも。
大きい子が、10cm、小さい子が5・5cm。大きい子は、人形イベントで買った小さな靴を履き、ガチャガチャで手に入れたランドセルを背負って、裸では変だったので、私がすごく適当に作ったフェルトの服と帽子で1年生の格好をしています。小さい子は吊るし雛用のパーツとして売っていた赤い着物を無理矢理着せて、赤ちゃんになってます。
さて、そもそも何故キューピーという名前なのか、オニールさんがキューピッドから発想して付けた名前だからなのですが、ではキューピッドとは?天使とは違うのでしょうか、
天使(エンジェル)はキリスト教の天の使者ですが、キューピッドはギリシャ神話のエロースという愛の神様で羽の生えた姿の若者でした。ローマ神話では、クピド、フランス語でアムール、英語でキューピッドとなりました。お母さんはアフロディーテ(ローマ神話でウエヌス、英語でビーナス、愛と美の女神です)
元々は若者でしたが、気紛れな恋愛を司る神様として段々と悪戯好きな子供の姿になって行きました。弓矢を持った裸の子供の姿として描かれますが、金の矢に射られると恋に落ち、鉛の矢に射られると相手を嫌ってしまうのだとか、・・・

天使は中性(男性的な天使も女性的な天使もいますが)ですが、キューピッドは男性もしくは、男児です。
天使も恋するというCMで弓矢を放っていた女の子・・・大間違いなので、よくあのCMの企画が通ったなあと思うんですが、私達が天使とキューピッドを羽が生えているので混同しているように、ルネッサンス期の絵画や彫刻でも一緒くたの扱いになっていて、可愛い裸ん坊の天使ちゃんのような赤ん坊が装飾のように使われています。
それらは、プット(putto)、複数形でプッティ(putti)と呼ばれています。
キリスト教絵画ではラッパを吹いたり竪琴を持ったりしており、ギリシャ神話では弓矢を持ったりしています。
また、同じような羽のある子供でも蝶々の羽の女の子と翼の男の子の絵でしたら、それはプシュケ(魂)とアムール(愛)が試練を乗り越えて真実の愛にたどり着くという物語を表したものです。
恋愛の神エロース(アムール)も自身の弓矢で誤まって指を傷つけてしまい、恋に苦しむお話ですが、ハッピーエンドなので、ご安心ください。
こちらはセルロイドのキューピー。ピンクの子はビンテージもので、7cm強、小さいものは現代のセルロイド、セル屋さんのセルッピー3.5cmのおチビさんです。お顔は3体とも私がペイントしました。真ん中の子は職人さんが流れ仕事でやった感じを目指して、後の2体は、大きい子の丁寧なペイントを縮小した感じで描きました。


古いキューピーはビスクのキューピーを参考に作られているようで、感じが似ていますね、
そういえば、母はキューピーをビリケンさんと呼ぶことがありました。ビリケンはとんがった頭と裸ん坊こそキューピーと共通ですが、細いつり目で、東洋的な顔立ちです。ポーズも座って足を前に投げ出しています。
全く別の幸運の神様で、足の裏を撫でると願いが叶うのだとか・・・
1908年フローレンス・プレッツというアメリカのイラストレーターがデザインしたのだそうで、キューピーさんより古いそうです。大阪の通天閣のビリケンさんが有名ですね。

なんでお祭りのヒヨコみたいに染めちゃうのかな凄いな、と、つい買った3色の信号みたいな子。買った当初よりちょっと色が褪せました。元は、もっとどぎつい色でした。100均で買ったドームに入れています。瓶の中の小人でホムンクルスみたいだなと思って見ています。
普通の肌色で、ハイハイしてるのも別の時に見つけて買いました。ちんぴーという名前のようです。背中に蝶々みたいな羽が付いてます。どこで買ったのか、手芸屋さんか、100均か、ちょっと忘れてしまいました。
とりあえず、小さいと嬉しくなって買ってしまいます。



背比べです。手芸屋さんで買った小さい子とセルッピーが3・5cm、カラーちんぴーは2・8cmくらいです。
セルッピーは、一番適当っぽい顔の子が本物の絵付けみたいで気に入っています。慣れたタッチで、でも、目の大きさが違ったり、絵の具が流れたり、はみ出したり、・・・そんな色々な顔の中から、なるべく整った可愛い子を選んだ感じにしたくて、描いた顔です。
ペイントにはアクリル絵の具を使い、乾いてから艶出しに透明マニキュアを塗って、ラッカーみたいな感じを出しています。
アクリル絵の具は乾かないうちなら水で消えるので、描き直しが楽で失敗しません。広範囲に塗るとムラになりがちなのが欠点です。

そして、この子を忘れていました。
旧日本興業銀行の金融債「ワリコー」「リッキー」のキューピーちゃん。トリコロールカラーのリボンが独特です。リボンを結ぶために耳の横のトンガリが長くなっていて、背中側は貯金箱になっています。
顔立ちが時期によって違ったり大き子もいたようですが、私が一番好きなのは、この15cmの子です。
若い頃この子が欲しかったのですが、金融債って意味が分からなくて、手を出せませんでした。というか、今も分からないのですが。
で、案の定後から求めたものです。幸いたくさん出回っていたものなので、簡単に手に入ります。リボンや、ドレスがなくなっている場合が多く、この子も裸ん坊です。
